
パワーストローク
わずかなスライド量で大きな力を生み出す
一体化した短ストローク機能のあるクランピングヘッド
パワーストロークは、少しのスライド量で大きな力が必要とされる水平および垂直アプリケーションに使用することができます。
シリーズ FSK, FSKP
- 一体化した追加の短ストローク機能のあるクランピングヘッド
- プレス、打抜き、結合、リベット、折り曲げ、変形、エンボス、金型を閉じるなどに理想的。

速いストロークおよび加圧ストローク:2つの機能、2つの駆動
一体化した短ストロークシリンダーのあるクランピングヘッド
型締めヘッド(FSK)パワーストロークは、クランプロッドを1つの方向(閉じる方向)に保持し牽引するように設計されています。パワーストロークは、わずかなスライド量で大きな力が必要とされるすべてのアプリケーションに使用可能です。1つのユニットで最大180トンの力をかけることができ、その際、力は圧力に比例します。パワーストロークは、油圧式(FSKシリーズ)または空圧式(FSKPシリーズ)が可能です。
より良い分離のために!
たった1つのシステムで、素早く力強い動きが作り出せるでしょうか?非効率な折衷案ですね。ところが、パワーストロークは最大1800 kNの力で過酷な作業を引き受けます。そのため、金型の開閉および位置決め用には、効率の良い、コンパクトで素早く、かつ特に低価格の駆動を使うこともできるのです!


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機能
技術仕様
こちらに外寸、CADファイル、技術仕様があります。
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パワーストロークが優れたソリューションである理由
従来型のプレスのデメリット
従来型のプレスでは、たいていの場合、中央に配置されたプレスシリンダーが、加圧ストロークだけではなく型開けストロークや型締めストロークまでも引き受ける必要がありました。短く力強いプレスストロークと、クランプ力が弱くて時間のかかる型開けストロークおよび型締めストロークとでは、対照的です。つまり、型開けストロークおよび型締めストロークでは多くのエネルギーが必要になり、低速なため非効率的です。マシンフレーム全体の設計にも、大きな制約がかかります。すなわち、強力なシリンダーが下に向かって押すクランプ力は、もう一方の端部、つまりクロスヘッドでも同様に受け止められねばなりません。したがって、このクランプ力が影響を及ぼすフレーム全体およびマシンガントリーは、それに応じて強固に設計され、構築されていなければなりません。


パワーストロークを用いたプレス
パワーストロークは、この問題をよりスマートに、より良く解決します!パワーストロークは、まずプレスのために短い加圧ストロークが必要とされる所でそれを引き受けます。こうして、型開けストロークおよび型締めストロークは、その目的に合わせて調整済みのスリムな駆動システムによって行われます。素早く、しかもわずかなエネルギーで。インテリジェントに配置されたパワーストロークは、プレスシリンダーのように金型を押すのではなく、引き締めます。こうして、牽引力はマシンフレーム全体に影響を及ぼすことがなくなり、金型そのものにだけ影響を及ぼします。そのため、プレスをよりスリムに構築することが可能になります。さらに、パワーストロークと駆動システムがコンパクトに構築されているため、設計の自由度も高まります。そのうえ、ロッドはパワーストロークから突出することができるため、作業スペースに余裕が生まれます。パワーストロークは効率性が高いため、必要な油圧ユニットの大きさおよびオイル量は大幅に抑えられます。また、消費電力も大幅に削減できます。
- 限られたスペースでのパワートレイン >
スリムで、省スペースの設計が可能 - サービスコストの抑制 >
耐用年数の長いコンポーネントと簡単な交換 - スリムな駆動システム >
材料費の低減 - 油圧差の抑制 >
エネルギー消費とエネルギーコストの引き下げ - 硬化処理済みの標準的なピストンロッドに対するクランピング >
高コストのステアリングラックは不要

お客様のプロジェクトは何でしょうか?
水平方向でクランプ力を発生させることでしょうか?
パワーストロークは、垂直方向にも水平方向にも使用可能です。どちらの場合にも、まずは小さなクランプ力を用いて、比較的大きなストロークを成し遂げなければならないという問題が生じます。次には、最後の数ミリメートルで大きなクランプ力を発揮しなければなりません。当社のお客様との話し合いでは、このようにパワーストロークのことを短くご紹介した後で、「もっと前に知っていれば!」という言葉をしばしば耳にしました。これでお分かりいただけたと思います。さあ、これからはパワーストロークでクリエイティブな設計を実現してください。


試験
サイズの異なる部品を同一のテストスタンドで試験することができます。例えば、
- 漏れ試験
- ストレス試験
- 破壊試験

金型
サイズの異なる金型を1台のマシンで効率的に使用できます。例えば
- 鋳造部品
- 発泡部品
- 射出成形
- ハイドロフォーミング
- ボリュームプレス
- 溶接プレス

作業
異なる作業を同じマシン設計で実行できます。例えば
- ホールディング
- 押え付け
- 固定
- 押し上げ
お客様の持続可能性に資する当社の知識
持続可能性および機械工学
工業分野ではきわめて大量の資源やエネルギーが使用されるため、節約の可能性は特に大きくなります。とはいえ、これはもはや単なるコスト削減にとどまりません。環境に対する企業の責任や社会的認知のためにも重要な貢献につながります。当社は、特に機械工学分野のお客様ならびに機械オペレーターの両方に対する貢献を誇りに思っています。
持続可能性および機械工学
工業分野ではきわめて大量の資源やエネルギーが使用されるため、節約の可能性は特に大きくなります。とはいえ、これはもはや単なるコスト削減にとどまりません。環境に対する企業の責任や社会的認知のためにも重要な貢献につながります。当社は、特に機械工学分野のお客様ならびに機械オペレーターの両方に対する貢献を誇りに思っています。